振子沢奮闘記

5月6日(日)曇り後雨 参加者:男性2名女性8名 撮影:山根、白築、青戸、野津   
振子沢の残雪が少ないとの事で計画がユートピア避難小屋から振子沢を下る逆コースとなる。
その通りの全く雪の少ない山行となり終盤雨との闘いとなった。
“雨ニモマケズ 強風ニモマケズ 大キナ倒木ヲ何本モ乗リコエ 皆長イ道ノリヲ頑張ッタ登山ダッタ”

新緑の気持ち良い中、下宝珠越えへ登る

峠を越え、イワカガミ、ブナの緑、小鳥のさえずりの中軽快に進む

中宝珠に向かうと突然崩落の音と砂煙に出会う。ちょうど天狗の下方か?写真では中程の砂礫が黒い部分

いつも雪が残る斜面は今回雪無し。はるか下に雪渓が

名残のフキノトウとユートピア小屋

貴重な1枚の集合写真。ここまで出会った登山者8名あまりで静かな山中だった。 

昼食すんでイザこれから本番。スマホでは雨雲がそこらまで来ているという事でカッパを着用して出発。
左よりの表情:フムフム、先頭頑張るぞ、初めてなのでヨロシクネ、皆ソーカソーカ、遠慮がちにヨロシクネ、 々 、
ガッツで行こうよ、私もガンバルワ、頑張ろうぜピースだぜ。

勢いよく出発し峠へ下る。ナント尾根を越えると風が強くザックカバーが飛ぶやら一万円札が飛ぶやら?。必死身体を支え止まりながら慎重に下山する。
強風は背が低く体重が重い人ほど有利。その点野津は三番手だ。

周りの山々の例年より雪の少ない風景

雪渓取り付きまで長く感ずる今回です。

皆の姿を見て笑うショウジョウバカマさん「まぁまぁ背があると気の毒ね」と

雪渓が短いと言えども曲がって曲がってあの向こうの三角の山の左手の駒鳥小屋下まで。

サンカヨウの群落の中のピンクのテープをたどってたどって・・・

サンカヨウはプチプチした蕾が多く満開にはもう少し。

見えた見えた駒鳥小屋が見えた。小屋へ行くため倒木で壊れかかった梯子を上る。

倒木がありすんなりとはいかない。木の匂いのする新しい倒木が多かった。

ツライ登り返し。

昨年は鳥越峠まで多い雪だった。雪の少ないあの先が峠だ。

予報通り15時すぎ雨も本降りになり足元をみての歩きに峠からも長く感じた。最終木谷登山口に着き難関突破のリーダーさんサブリーダーさんと皆さん。
バンザーイの声に力が入っていた。17時15分ほぼ計画時間通りだった。