初めての猿政山デビューと言うのに出発時よりザァ〜ザァ〜の雨・・・・。
1時間20分にわたる林道も雨具をつけ、傘をさして歩く。
しっぽりと濡れた新緑の中、聞きしにまさる急登を両手で木の根、岩の角をつかみながら一歩一歩登る。
足元はぬかるんで歩きにくいが苦しい中にも、ツリフネ草・トチの花・ツルニンジンなど可憐な草花が目に
とまる。登りはさらに藪漕ぎとなり、もがきながらもやっと頂上に着いた。
そこからは天気予報どおり晴れ間も出てきて、のぞく青空がうれしい。
雨具を干している間にオオヤマレンゲを探した。
少し奥のほうに行くと白玉ダンゴのような可愛いつぼみがそこかしこにあったがウ〜ン残念。
花はまだ一週間くらい先かなと口惜しがった。
普段静かな猿政山も、この日はオオヤマレンゲの花見たさの人たち60人くらいで渋滞しており、
驚かされました。あいにく雨の山行きでしたが、自分たちでは滅多に行かれないA級の猿政を登り終え、
静かな満足感を覚えました。
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