北アルプス第一のマイナーコース:船窪岳・不動岳・烏帽子岳

日程:2018年8月19日〜21日 投稿者:藤井諭
一昨年に蓮華岳に登った時稜線上に船窪小屋を発見し、有名な”ランプの宿”に泊まってみたいと思った。
船窪小屋から船窪岳、不動岳を経ると烏帽子岳がある。後立山の白馬岳〜針ノ木岳に比べ交通が不便で山深く、北アルプス随一のマイナーコースと行って良い。
今回ツアー登山でそれを実現することができた。しかし船窪岳、不動岳を経て烏帽子岳に至る縦走路はアップダウンが激しく、山肌が崩壊して危険箇所も多数あり、一日11時間の行程は厳しかった。それだけに縦走を無事に終えた充実感は大きかった。

北アルプス随一のマイナーコースの2泊3日トレース図
七倉山荘を出発し船窪小屋で一泊し、不動岳、南沢岳を経て烏帽子小屋で一泊し、高瀬ダムへ下山した

前日は七倉温泉に宿泊

七倉尾根の急坂「鼻突八丁」を登る

唐沢岳の左に餓鬼岳、右に燕岳から大天井岳の表銀座コース

高瀬ダムの奥に槍ヶ岳と穂高岳

チングルマ

イワオトギリ

初日の宿泊は”ランプの宿”で人気の船窪小屋

七倉岳に登る

雄大な針ノ木岳(七倉岳2509mより)

蓮華岳と北葛岳(右)、蓮華の大下りを越えて来たパーティーもいた

船窪小屋の水場まで往復1時間、”最も危険な水場”と言われる

夕日が五色ヶ原に沈み、立山・劔岳を染めた

二日目、朝日を浴びる不動岳は崩壊が激しい(バックに薬師岳)

崩壊の進む縦走路

餓鬼岳から燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳の稜線がクッキリ(下は高瀬ダム)

黒部湖の奥に五色ヶ原と稜線(不動岳より)

振り返ると堂々とした針ノ木岳と蓮華岳。手前の稜線が縦走路で激しいアップダウンの連続だ
クイズ:中間に遠望する有名な山の名は?

山深い船窪岳からの展望

南沢岳からの堂々とした針ノ木岳と蓮華岳。その手前に船窪岳と歩いた縦走路

南沢岳より見る赤牛岳と読売新道(北アルプス第二のマイナーコース?)

対面する立山と劔岳が一際高い

一昨年に登った針ノ木岳を背景に、山深い雰囲気に浸る(南沢岳2626mにて)

縦走路のハイライトは先鋭に聳える烏帽子岳(2628m)

直下より烏帽子岳山頂を見上げる

二日目の宿は烏帽子小屋、キンキンのビールが美味かった

三日目は下山日、眼下に高瀬湖

リンドウ

ナナカマドの実が色付き始め、高山はもう秋の気配だ

北アルプス三大急登のブナ立尾根を下り最後の休憩
 

裏銀座登山口に到着して山行終了、厳しくも充実した山行だった!