穂高縦走(前穂〜吊尾根〜奥穂〜ジャンダルム〜西穂)

令和5(2023)9月1日(金)〜9月2日(土) 天候:晴れ
北アルプスでは最難関とされ一般登山道とは一線を画されている奥穂高岳〜西穂高岳間の破線ルート。
何時の日かこのルートを単独で走破したいと思い、これまで岩稜地帯や長距離縦走などを重ね体力と
技術の習得向上に努めてきた(つもり)。例によって私には時間がなく、ここ2〜3年で実行せねば!と
思い昨年9月に計画したが、この時は台風接近で出来なかった。
  昨年に続いての計画だったが、今回はこれ以上ない天候に恵まれ実現出来、感無量である。
とは言っても今年このルートでは毎週のように転落死亡事故が発生しており、30日にも
60代男性がジャンダルム付近から転落重傷の報道もあっていた。直前にそんなことを聞き
大きく腰が引けたのも事実である。最終的に決断したのは当日快晴微風の奥穂山頂から望んだ
西穂高岳が意外と近くに見えたこととジャンダルム方向に向かう数人の姿を見た時であった。
行程等は以下のとおり。(報告:天津)
8/31 (木) 自宅発8:00→中国・名神・東海北陸道→高山市→あかんだなP16:00→バス→上高地 西糸屋山荘泊
9/ 1 (金) 登山開始4:00→岳沢小屋6:00→紀美子平8:30→前穂高岳9:00/9:40→奥穂高岳11:50/12:30→穂高岳山荘13:00泊
9/ 2 (土) 穂高岳山荘5:00→奥穂高岳5:30→ジャンダルム6:30→天狗の頭8:10→間ノ岳8:50→赤岩岳9:30→
     西穂高岳10:00/10:40→西穂山荘12:20→上高地BT14:30→あかんだなP15:00→高山市泊
9/ 3 (日) 高山市発9:00→東海北陸・名神・中国道→松江着 18:00

1   西糸屋山荘は快適だった。一泊二食(朝弁当)風呂(バスタオル、寝間着)付で11,000円。


2 紀美子平への重太郎新道は中々急峻だ


3 前穂山頂から吊尾根奥穂方面 この前穂で国内3,000m超の21座を制覇


4   穂高岳山荘からの夜明け 行ってみるかな?!という気にさせる。


5 まずは奥穂まで登って、、、 因みに穂高岳山荘は設置百周年


6 ここで最終決心 馬の背からジャンダルムへ 最高の緊張感で通過する


7 待ち受けるジャンダルムの全貌 まさに奥穂高岳の前衛兵に相応しい姿だ


8 憧れの天使と遂にご対面


9 西穂高岳方面を望む 素晴らしい眺望だ 今日でよかった


10 ゆっくりする暇なく先を急ぐ 天狗のコル 天狗の頭 間天のコルを通過


11 間ノ岳に挑む 後半の山場だ


12 後半最大の難所と考えていた逆層スラブを下る 乾いていれば快適な岩肌


13 なおも急峻な上り下りが続く


14 西穂高岳に到着 ここから先は一昨年に踏破済みで少し安心


15 河童橋に下山 穂高の山々に感謝し脱帽・敬礼!!