続・北海道の山巡り(幌尻岳・大雪旭岳)

令和5(2023)8月12日(土)〜8月15日(火) 天候:曇り、晴れ
北海道内に鎮座する日本百名山9座のうち未登頂の2座(幌尻岳、大雪山系旭岳)の
登頂を目指す遠征を実行した。昨年に続き今回もフェリーを利用し愛車2号にて訪れる。
百名山中最難関とされる幌尻岳への主なルートは、ポピュラーな額平コースと近年アド
ベンチャーレーサー田中陽希さんが訪れ注目されている新冠コースとがある。
当初は額平コースでと思っていたが、このコースは山荘予約が難しいこと、増水時渡渉が
危険で天候に左右される要素が大きいこと等がある。
一方の新冠コースは悪路林道を約3時間走行した後さらに林道18?を5時間以上歩いてベース
基地の新冠ポロシリ山荘に至るもので、一帯はヒグマとの遭遇機会が多いとされている。
直前まで散々迷った結果、今回で必ず登頂を果たすべく天候左右要素の比較的少ない
新冠コースで実行することとした(私には時間がないのです)。
だが、単独行であることからもヒグマ対策を唯一の不安要素として残したままスタートと
なったのも事実である。  幸いにも同行の士にも恵まれ、熊との遭遇もなくほぼ予定の
行程にて登頂を果たすことが出来たのは本当に感謝に堪えない。
また、昨年悪天候で断念させられた旭岳は素晴らしい好天に恵まれ、北海道での最後と
なるであろう山行を最高の形で締めくくることができた。行程等は以下の通り。(報告:天津)

8/10 (木) 自宅発16:00→中国道→舞鶴道→敦賀フェリー岸壁22:00着 敦賀発23:55 船中泊
8/11 (金)  終日フェリー内 → 苫小牧着20:30 → 新冠町 泊
8/12 (土)  新冠町発5:30→幌尻岳新冠登山口(イドンナップ山荘)9:00→新冠ホロシリ山荘14:30 泊
8/13 (日)  登山開始4:40 → 幌尻岳山頂9:50 → 新冠ホロシリ山荘13:40 泊
8/14(月)  新冠ホロシリ山荘発4:00→イドンナップ山荘9:00→新冠町12:00(入浴等)→
       →二風谷アイヌ博物館→→大雪山登山口19:00 泊
8/15(火)  大雪山登山開始6:30→旭岳山頂9:00/10:00→下山12:00→旭川市内→
       →小樽フェリー岸壁23:30乗船 →
  8/16(水)  舞鶴フェリー岸壁22:30  泊  8/17(木)  舞鶴発5:30 → 松江着 10:00

1 初日(8/12)車中泊した新冠町の道の駅 名立たるサラブレッドの産地だ


2 新冠イドンナップ山荘までは断崖絶壁の未舗装林道を約3時間走行する


3 エゾ鹿、キタキツネなどとの遭遇は頻繁だ 


4 田中陽希氏のモニュメントの脇を通って


5 イドンナップ山荘からは徒歩のみです。


6 いきなりの突起物(この後結構頻繁に) 不安が一層増してくる


7 不安の中林道を約4時間歩き続けて奥新冠ダムが見えてきた 北海道初のアーチ式ダム
  かの深田氏が訪れたとき建設中で作業トラックに乗ってここまで来られたとか、、、?!


8 ベースキャンプとなる新冠ポロシリ山荘はきれいで快適だった


9 シマリスが終始付きまとい癒される


10  幌尻岳登頂へのコースは中々険しく長い


11 百座完登の御方とのツーショット 小生も残り4座 肖りたいものだ


12 サラブレッド牧場が広がる日高地方一帯


13 旭岳はこれ以上ない好天 北海道最後の山行を思い出深いものにしてくれた


14 大雪山からトムラウシ山、十勝岳に連なる十勝連峰もクッキリと


15 帰路 台風7号とはすれ違う形だったが殆ど影響はなかった