南アルプス南部5座〜間ノ岳・北岳単独縦走

令和4(2022)7月31日(日)〜8月8日(月) 投稿者:天津
南アルプスに鎮座する百名山10座のうち登頂を果たしてない南部5座の一気縦走を企てた。
この5座は当初2〜3回での計画だったがコロナ禍で2年間訪問不可だったので年齢と体力を考慮し
最後のチャンスと決断し実行した。(私には時間が無いのです。)
幸いにも天候に恵まれ(山行9日のうち雨天2日)スタート時点では奈良田下山としていたが
ここまで来れば最初にソロ登頂した北岳までと広河原下山に変更した。
山小屋8泊車回収移動日を含め計12日を要した最初で最後の単独長程であり
最終日無事下山出来たときには流石に込み上げるものがあった。
九日間で総距離:約96km 総時間:約67時間。尺取り虫のように刻んで
無理のない行程としたこともあってか大きなトラブルは無く満足感を持っての終了となった。
これらは諸々好条件が揃った結果であり自分を取り巻く全ての事象と関係者に心から感謝したい。
最後はおそらくもう訪れることの無いであろう広河原にて南アルプス開祖のレリーフに脱帽敬礼して
今回の山行を締めくくった。 主な行程は以下の通り。   (報告:天津)
7/30(土) 松江発13:30―新東名道島田金谷IC―国道473号―道の駅川湯温泉20:30
7/31(日)晴 畑薙第一ダム臨時P6:00―茶臼岳登山口7:20―茶臼小屋12:10
8/ 1(月)晴 茶臼小屋6:00―茶臼岳―易老岳―光岳―光石―光岳小屋12:30
8/ 2(火)晴 光岳小屋5:00―易老岳―茶臼岳―上河内岳―聖平小屋13:30
8/ 3(水)晴 聖平小屋5:00―小聖岳―聖岳―兎岳―百間洞山の家13:00
8/ 4(木)風雨 百間洞山の家4:30―赤石岳―荒川小屋―中岳―悪沢岳―中岳避難小屋14:00
8/ 5(金)小雨 中岳避難小屋5:00―前岳―高山裏避難小屋―烏帽子岳―三伏峠小屋14:00
8/ 6(土)曇 三伏峠小屋5:00―塩見小屋―塩見岳―北荒川岳―熊ノ平小屋14:30
8/ 7(日)晴 熊ノ平小屋5:40―三峰岳―北岳山荘―八本歯のコル―北岳肩ノ小屋14:40
8/ 8(月)晴 北岳肩ノ小屋6:20―白根御池小屋―広河原登山口9:30―バス―JR甲府駅―JR富士―JR藤枝
8/ 9(火)晴 JR藤枝7:10―JR金谷―大井川鉄道―千頭―井川―畑薙1ダム臨時P(車回収)13:00―国道473号―新東名道島田金谷IC―(途中泊)
8/10(水)晴 ―中国道―松江着7:30


1    スタートは畑薙第一ダムに掛る畑薙大吊橋(全長182m、高さ30m)を渡って


2   光岳名称の起源となった光石 花崗岩?が白く光る


3   遠くに北アルプス槍ヶ岳が見えた (見える?) 


4    好天が続き富士山が何時も見守ってくれている


5   上河内岳から畑薙ダムを見下ろす


6   聖岳山頂から 


7   赤石岳山頂 風雨が強くなってきた


8   風雨の中雷鳥の親子と出会う


9   中岳避難小屋へ荷物をデポして悪沢岳に向かう 風は強いが雨は弱まってきた


10   5時過ぎ中岳避難小屋発 富士とダイヤモンド悪沢


11   塩見岳最高点の東峰 高さの割に片隅にチョコンと 控えめだ


12   間ノ岳は三度目になる  快晴下 北岳・甲斐駒・千丈が映える


13   肩ノ小屋からの御来光


14   南アルプスの開祖3氏と


15   車の回収はJR〜大井川鉄道(3時間)〜地域コミュニティバス(1時間)〜徒歩(40分)と係って1日仕事だ
  写真は大井川鉄道アプト線 急勾配を後ろからアプト機関車が押し上げる