会津、新潟の紅葉の山々へ

10月4日〜7日山中4日間会津駒ケ岳(2133m)、平ケ岳(2141m)、 越後駒ケ岳(2002m)、巻機山(1967m)の紅葉の山々を登る。                  
 参加 野津、五十嵐 投稿者 野津

10月3日前日福島県檜枝岐村(ヒノエマタムラ)で宿泊する。 ミニ尾瀬、今はやっていないが
江戸時代より伝承されている歌舞伎舞台などを散策。 時期が時期だけに閑散としていた。

10月4日会津駒ケ岳2133m登山。 登山口滝沢登山口1103mへ(5:30)向かう。約30分。 日曜なので付近は沢山の
車が登山口から駐車している。最初ブナの急坂、人気の山で登山者が多く根がむき出しの登山道が傷んでいる。
頑張って登ると美しい紅葉の進んだ緑黄赤の山肌が見えてきて歓声。左上は小さく駒ノ小屋。頂上は右の山

やがて三角屋根の駒の小屋、駒の大池に到着10:30

頂上到達11:15。

中門岳付近の池塘。12時過ぎ到着。ここまでくると人も少ない。初夏には花が多いという。

10月5日平ケ岳2141m登山。新潟県銀山平の宿4時出発、6時到着、6時半出発 いきなりの急坂はきつかった。 プリンスロードは
登りにくく根が四方にむき出し滑らないように登る。S60年代皇太子殿下が登られるまでは林道でそこを登山道として整備された。
急坂がやっとで終わり木道に入ると霧に囲まれる。頂上の標柱は新潟、群馬、福島の県境でぐるりと回ると3県歩くことになる。

名物のたまご石も霧の中。いつ転がるかわからないので?傍によらないように注意。13時半下山。その後は唯一のゆっくりした時間となる。

10月6日越後駒ケ岳2002m登山。 2014年MHCで登った山だが再挑戦。枝折峠より登る(4:30)。
アプローチが長く今回の4山の中でも難関か?と思いきや前の二山よりアップダウン多いがなだらかで登りやすかった。

小倉山を過ぎると岩もでてきて楽しかった。駒ノ小屋へ荷物デポし頂上へ。
八海山は霧の中。記憶にある猿田彦大信像に再びご対面。小屋へ下り昼食。

その頃から霧が晴れてきて14年はあの稜線を中の岳まで歩いたのだと考え深かった。
下山(17:00)後は新潟県巻機山方面へ南魚沼の清水集落へと向かう。

10月7日巻機山マキハタヤマ(1967m)桜坂P5:30井戸尾根コースへ出発登山口3合目よりスタート。
雑木とブナが少し黄色になった程度で綺麗だが登山道がヌルヌルで下りは大変と心配する。
潅木帯を過ぎ7合目に到達すると見晴らしがよくなり五色の紅葉がとても綺麗。

8合目の前巻機の見える所で休憩。駒ノ小屋で一緒なTシャツを買った東京の若い谷口さんが今日は一緒の
Tシャツを着ようと命を受け二人で写す。この時新潟新聞記者が登ってこられ巻機特集で10月23日の夕刊に
載せるからとの承諾を得三蜜をさけ皆で散らばり写してもらう。後ほど新聞のコピーが送られてくるとのこと。

前巻機山1861mを登ると本巻機の稜線の紅葉やクサモミジが素晴らしい。
たおやかな山肌はクサモミジで埋め尽くし赤黄に緑があって美しい。

木道を歩き避難小屋をすぎると池塘が点在する。この池に水汲にきた若者が
道に迷ったところ機織りをしていた女性に助けられたという伝説の池。

最高地点に到達。標柱のある巻機山よりケルンのある方が標高が高いとの事で足を延ばす。

下りの眺めも感動の木道歩きだった。16:50下山

番外編 羽田近郊のホテルの「変なホテル」に予約しロボットさんに会うのを楽しみにしていた。女性は話さず御辞儀をしニコッとする。
側の2体の恐竜は重い首を左右に振りカードを入れるとアリガトウゴザイマシタと低い声で話す。大変そうだ。海外の人が泊まるとどう感じるであろうか。
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4座無事終了した。どの山も池塘があり紅葉は一週間遅れで丁度よくクサモミジの綺麗な山々だった。汗ばむこともあったがよい気候だった。
リンドウ、ミヤマアキノキリンソウ等咲いていたが池塘にもイワショウブ、キンコウカなどは種がついた幹花後のミツガシワの葉などを見た。
秋は暑くなく登りやすいが花の咲く初夏も素敵だろう。毎日3万数千歩から4万数千歩とあるいた。9月歩いた四国縦走がとても力になり楽しい山行だった。
登山口までの移動で朝早く忙しかった。S社ツァーの関東圏の多い7人グループだったが皆さんとの話は刺激となった楽しい仲間だった。