四国の日本二百名山

2016年7月27日〜28日 投稿者:藤井諭
四国の日本二百名山である笹ケ峰と東赤石山に自家用車で1泊2日で登ってきた。
笹ケ峰は日本二百名山であるとともに、石槌山、瓶ヶ森と並ぶ伊予三名山で、ボリュームの大きな山だった。
登山口までの林道は狭くダートのためバスは無理、普通車かタクシーでしか入れない。大山より150mも高く、歩行5時間で体力を要する。
山頂部は広大な笹原で天気が、良ければ大展望が得られる。ガイドブックでは半日コースとあるがそれは田中陽希タイムであり、1日かけたプランで考えるべきと思った。松江を早朝に出発したが、下山は日没との競争だった。
東赤石山は自家用車で西条から筏津の登山口まで、県道47号線を大永山トンネルの峠越えでくねくねと1時間半かかった。新居浜からバスもあるが時間が掛かり本数も少ない。
東赤石山は1707mで大山とほぼ同じ高さだが、ハードさでは相当に勝る。登山口に戻るまで8時間かかったので、十分に時間を取って登るべきと思う。
別子銅山の近くにあり赤色の山肌が独特だ。岩は堅くぶつけると痛いほど。山頂からの大展望は筆舌に尽くしがたい。正面には前日登った笹ケ峰、奥に伊予富士その奥に瓶ヶ森、石槌山が見えた。
しかしハードで時間のかかる山であり、下山して車でしまなみ海道、やまなみ街道を飛ばして自宅は22時になってしまった。ガイドブックは田中陽希タイムであり、余裕をもって登りたい山だ。

笹ケ峰(1860m)

歩いた軌跡、崖崩れで左の出発点が2km延びた

途中通行止めでここまで40分の歩き

下津池から笹ケ峰へ

丸山荘まで2時間、やっと山頂部が見えてきた

紅葉谷を登ると花が多い

エゾアジサイが美しい

豊かな草の斜面

銅山越に上り詰める

稜線が見え出す

形の良い”ちち山”がクッキリ

歩行3時間でガスの中に山頂が見え出す

一等三角点のある笹ケ峰。今日の山頂は貸し切り

山頂には不動明王が祀られている

広大な山頂部の眺め。ガスに覆われ向かいの東赤石山は見えない

山頂部は一面の広大な笹原

下りは笹をストックでかき分けて道を探しながら

雲行きが怪しくなったので急ぎ下山。歩行5時間だったが大山より150m高く体力が要る


東赤石山(1707m)

歩いた軌跡、筏津山荘に車を置き瀬場谷分岐まで1時間

すがすがしい朝のヒノキの森を進む

瀬場谷分岐から赤石山荘のルートをとる

瀬場谷は滝が多く、登山道は高巻きを繰り返す

美しい瀞もあり水が豊か

シモツケソウがたくさん

ウバユリの花が立派だ

赤石山荘で一気に視界が開け稜線がクッキリ

東赤石山の赤色はかんらん岩、ダイヤモンドのある可能性が日本で最も高いとのこと

ロックガーデンのお花畑を東赤石山へ向かう

急斜面を登ると東赤石と西赤石の分岐

歩行4時間でついに東赤石山山頂に立つ

八巻山がガスの奥に聳える

前日登った笹ケ峰が正面に見えた

下りはブナ林の中に整備されたルートをとる。歩行7時間と厳しかった