甲川源頭部・庄司ヶ滝を越えて!

  2016・9・2(金)晴 参加者2名 投稿者:西村英雄 
コースタイム: 香取林道8:30 庄司滝10:00 上部稜線10:50 11:15厳頭部出合 11:35庄司滝上段 13:45香取林道
庄司ヶ滝は下段15・3m上段24・1mの名暴だが 滝に辿り着けども、上の滝は見えない。 一度は見たい挑戦欲になり 秋の始まりに向かうことにした。 滝の手前200m付近から右岸を急登・藪こぎで稜線へ出て 再度 甲川源頭部の分岐へ下り、滝の上部に到達・感無量。 古びたテープらしきものが見えたが 足跡は皆無で訪れる旅人はいないかも?。 まさに そこは苔むした深山幽谷の滝の上部の、威厳に満ちた荘厳さに圧倒された! 帰路は微かな踏み跡を頼りに 大休峠への古道の岩伏別れに飛び出した。 これは冒険的なスリルある山行であるが、不明瞭なコースにつき 悪天候時や単独行は 慎む事が求められるだろう。

この山域の空や木々も 秋への移り変わりに入る頃だ。

甲川の渓流は 新鮮で清らかな流れが 今も・・!

小矢筈山から流れる水は この名もなき滝から甲川へ注ぐ。

渓流の苔むす岩には 大文字草が 静かに清楚な姿で・・・。

ここから見えぬ、この滝の 未知の上段滝を目指して 意欲が湧く時が来た。

右岸をトラバース、急峻な藪こぎの果てに上から滝を見るが 上段滝は隠れたままだ。

尾根を越えて 滝の上部に出ると水量は減り 静寂な雰囲気が漂う♪

見下ろせば、落差は50m程の迫力で 足元が 震えた。

いつも来てソーメン流しで楽しむ場所が 指先の向こうに見える!

下からは見えない蛇行する上段の滝。年月とともに 変わり往くだろうか?

水飛沫で苔むす、岩の向こうに 甲ヶ山の雄姿を望む。

この沢を更に上流に向かい 大休峠に到達するチャレンジは次回だ。

帰路 藪こぎ状態の場所に 五右衛門風呂のカマドが苔に埋もれていた。

大山古道・大休峠への道・中間部に飛び出し源流域に別れを告げた!