カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で遊ぶ

23・9・19〜9・23   投稿者 野津 参加者 目次、野津
このところ山陰は蒸し暑く北海道は少しは涼しいのでは?と期待して本州より飛び立った。 現地は以前に感じた湿度のないすっきりした気候とは違い近年は夏蒸し暑いとの事。 天気予報をみても雨の日が多くカッパ傘装備で歩く。 期間中も急に雨が降ったり晴れたりする変な天気が多かった。 変化した気候の為か北海道米は魚沼産に次ぐ美味しさで今刈り取りが盛んだった。
「神々が遊ぶ庭」とは:大雪山国立公園は北海道中央部に位置し北海道の尾根ともいわれ 1つの山の名称ではなく山々の総称で北、表、東大雪、十勝連峰の四つの山域に別れ2千m前後の 連なる山々をいう。花の季節に登山したが今回紅葉を!と思ったが今年の長い夏で半月紅葉も遅いと聞く。 歩いたのは旭岳2291mピストン、黒岳1520mピストン、銀泉台から赤岳ピストンの予定。 そして行きたかった雨竜沼湿原へと歩いた。

層雲峡温泉泊。前日銀河・流星の滝を見学に双獏台の展望台へ足慣らしに登る。 一日目の朝ロープウェイとリフトで1520m6.5合目まで登る

招き猫岩を見ながら急坂を1984mをジグザグに登る

頂上到達。正面と層雲峡から登るとは山の形が全然違っていた

頂上よりの眺め抜群。青空だったらなーと。 中腹からの眺め。真ん中の建物避難小屋黒岳石室。 向こうは北鎮岳赤いのはチングルマ、ウラシマツツジなどの草紅葉

黒岳石室今は無人。小屋の前で焼き肉して4人で食べたっけ。 懐かしかった。雲の平までピストン。 頂上までの帰りの登りが飛ばされそうな強風20mくらいか。 頂上へ着き層雲峡への下りは風もやんだ。

今日は二日目銀泉台より赤岳を目指す。 コマクサ平へ着くと強風の向かい風にヒョウが降ってきて退散となる。 下山に向かうと風が止まった。

ウラシマツツジの紅葉。無事下山となる。

三日目 北海道最高峰の旭岳2291m登山の日。 姿見の池1600mまでロープェイで。ザラザラ、コロコロと歩きにくい。

大きな金庫岩。形ごとまだ無事だった。

頂上まであと少し。風は弱いが寒く岩にツララ10cm、霜柱も5センチ位。 7合目くらいに来て初めてダウン、フリース、カッパの三重に着る用意がいることが分かった。 寒かった。薄手の上着とカッパだけ重ね着した

頂上は不思議と風もなく暖かく弁当を食べる。頂上からの眺め。真ん中の左奥が黒岳。 右の三つの山の並びが白雲岳。写真外の奥にはトムラウシも見えた。 夏と今との様変わりの景色だ。下山し姿見から池をぐるりと散策しロープウェイで下山する

4日目 楽しみの雨竜沼湿原へ向かう。今日は青空の素晴らしい日だ。 入口の管理棟入山届出所(540m)

登山口から850mの山上へジグザクと登ると高層湿原に出る

この木道を4kmぐるりと歩く。 元気な?さんの左奥は南暑寒岳1296m右の山暑寒別岳1492m。 この木道をまっすぐ行くと南暑別岳登山道を経て頂上通過して右の暑寒別岳に着く。 ピストンし下山まで12時間かかるという。 花も多いがクマもでるという。ガイドさん曰く帰りの木道歩きがとてもつらいという

最終日 いよいよ北海道ともお別れだ。 松江も涼しくなったとメールがきたがこちらも湿気もなくなり涼しくなった。 旭川空港までへの行く道で幻想的な青い池や白髭の滝を見て美瑛の白樺の並木とサヨナラとした。 元気回復となったかな?