熊野古道小辺路 伯母子岳・果無(ハテナシ)山脈を歩く
参加者 目次、野津    投稿者 野津
11月下旬三泊四日で以前から行きたかった小辺路を歩いた。季節は晩秋木々の葉は落ちて時たま、モミジは赤く残りタカノツメの黄色の濡れた落ち葉はキャラメル工場の香り、ブナの葉、クヌギ、ミズナラのふかふかの落ち葉の上を35.8km歩いた。歩き易い道だった。  熊野参詣道小辺路は総計で高野山から熊野本宮を最短距離で結ぶほぼ一直線に横断する道で総延長約70km。私達は約37km先人が歩いた道を歩いた。  道中は手つかずの自然と石畳や石仏などが残っている。中辺路は以前クラブで歩いたことがあるが小辺路は全く雰囲気が違って何回行きても飽きないと聞いていた。  今や世界で二つしかない世界遺産の巡礼道の一つ(もひとつはサンチャゴ巡礼道)となり海外の人も多いらしいが今は歩いている人さえいない。熊野を歩けば生まれ変わり本来の自分に還れる・・と書いてあるけれどまずは完歩しないといけない気持ちが先に立つ。 
一日目 紀伊田辺駅集合で熊野本宮大社にお参り。十津川村小辺路の見どころは果無(ハテナシ)集落へ600m登り足慣らし
二日目 果無山脈縦走 登山口7時果無峠1050m9時到着果無山頂上石地力山1114m12山のアップダウンをして最高峰冷水(ヒヤミズ)山1262mに15時到着急坂を下る。8時間半要した。
三日目 小辺路伯母子岳(200名山)へ登り1344mから大股部落へ下る(7時間半)
四日目 龍神岳、護摩壇山へトレッキングし縦走した山を確認する。高野山までバス。

一日目

熊野古道は五つの道がある。今回子辺路の古道を場所々まで移動する

まずは熊野本宮大社へお参りする。熊野三山の一つ。逆さの道順で先にお参りだ。お正月の準備の白いお賽銭いれが出来上がっていた。

さぁ果無集落まで足慣らし。まずは柳本橋長さ90mを渡る。揺れて怖い々

今日泊まりの十津川温泉郷と十津川の眺め.十津川温泉郷昴はとても良い温泉。

今ここです

石畳の道を50分

果無集落標高400m、今は3軒11人の集落。先祖代々住み着いておられ苗字は千葉さん一族。虹がかかり幸先良い

今日はここで下る。明日はあの上の山果無山脈縦走する

二日目

今日は昨日の続きでここからスタート。夕方暗くなるまでに下山と7時スタート

左上の方からスタート

果無山まで登りが続く。ガマンガマン

西国三十三観音が所々。

手を合わせては・・休憩?する

かわいい・お眠りになって

傾いていた空向き地蔵さん。

観音堂に到着。水場あり、トイレ休憩

展望の良い所で大峯山脈の釈迦ケ岳が遠望できた。右奥の雲の下辺り

しっかりしたお顔だ。沢山のお供え物が。

果無山1050m到着9時半。(果無峠から子辺路とわかれた)

縦走の最後冷水山は最奥のぽつんと高い山です。1262mだ

公門崩の頭、ブナの平、チクゼンノタワなど緩やかなアップダウンを歩く

ブナ、ヒメシャラ、シロヤシオ、アセビ、クヌギ、ミズナラ、ブナの森の中落ち葉を踏み歩く。春は花や若葉が綺麗だろうなー

カヤノダン。もうすぐかな?

冷水山到着長いトレッキング到着。あとは下るのみ。この日17km歩く

南をみれば雲間から刺す天使のハシゴ。熊野の山々とそのさきの太平洋。縦走が終わると龍神温泉泊まりだ。

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