北海道 道央、道南の山
2022.5.30.〜6.3. 天気全日晴れ 投稿者 野津
花の百名山アポイ岳811m、200名山北海道駒ケ岳902m、300名山恵山(エサン)618m、函館山334mへ登った。
間の日ブナの北限となる黒松内のブナ林、大沼国定公園をハイキングした。
北海道は今や新緑と花の季節!緯度が低いため夏北アルプスで見るような花々に出会った。
S社ツアーのレベル5のうち下の2でありながら想像していた以上の山歩きだった。
初日はまずはビジターセンターでアポイ岳を形づくる岩(カンランガン、ジャモンガン)や山の成り立ち、花の種類を学ぶ。
そして日高山脈の南端、襟裳岬へ。♪えりーもの春〜は何もない春です・・♪と森進一の歌(古い!)にあるけど素晴らしい岬だった。
アズマギクはそこら中に咲き当日は風もなく良い所だった。
1 大阪空港から千歳空港で9時集合。一時間で到着
2 襟裳岬突端まで歩く。前日は風がひどかったらしいが今日は心地よい気候だ。
ず〜と遠くに見えるとがった山がアポイ岳。
3 アポイ岳〜ピンネシリ岳は約1,300万年前大陸プレート同士の衝突により地表に姿を現したといわれている。
そしてアポイのかんらん岩はあったままの新鮮な状態で地表に露出しており世界的に貴重なものらしい。
4 ここ6合目まで樹林帯。これから馬の背を登り三角の山が頂上。大山を登るくらい時間がかかる。
かんらん岩(一部じゃもん岩化している)で雨がふると滑りやすい。
5 かんらん岩がつくる固有の花が多くなり足も止まる。
6 こんな調子で岩をつかんだりして花を見ながら登る。他登山客に会わず岩場を登り続ける。後ろは太平洋。
海に面した斜面の為夏には濃霧により日射が遮られ気温の低下、冬は強風のため積雪量が少なく高山植生を維持する要因らしい。
7 頂上まで4時間かかった。木々がなくハイ松になりいきなりタケカンバ林の世界。
なぜこのように順序の逆戻りの育ちなのか不思議で理由はわからないらしい。
ここから北につづく吉田岳への道はさらに花も多いがダニも多いとのこと。
8 アポイ岳でみた花々。エゾオオサクラソウ
9 アポイアズマギク
10 アポイクワガタ
11 (左)チシマキンレイカ(右)ヒロハヘビノボラズ 枝にとげがあった
12 サマニユキワリソウ(サマニは様似町の地名)ほか800種類位あるらしい。
チングルマはもう咲いていた。日高草は群生していたが盗掘の為少ない。今は登山道からは見えない。見たかった?。
13 大沼からの北海道駒ケ岳の全容。噴火前は富士山に匹敵する位の雄姿であったらしい。
今は右の突起した山902mまで登山可能。
14 登山口487mから2時間でのぼるとこんな馬の背へ907m。
先行けそうだけど!登山禁止。お釜の中もロープがあり見えない。砂すべりのように一気に下山。
15 午後は恵山618m(エサン)へ2時間半登山。
昼食は道内に50店舗あるという全国金賞受賞の派手なピエロの絵の佇まいの有名な「函館ラッキーピエロ?」のハンバーガーを食べる。
美味しかった。恵山は今も噴火する活火山で後ろをぐるりと回り頂上に着く。ここの山が駒ケ岳よりズーと危ないのにと皆が言う。
硫黄の匂いがし足場がゴロゴロ.いまにも転げ落ちそうな岩々を縫ってのぼる。
16 頂上近くなるとナント平原にホソバイソツツジが一面に咲いていた。
17 ホソバイソツツジ
18 エゾツツジ(色が淡い)
19 (左)デラウエアのように大きいドウダンツツジ(右)アカバナイチヤクソウ
20 最終日 向かいの中央の函館山へ1時間登り〆となる、
市民の憩いの山といわれ早朝登山、学生の遠足で賑わっていた。
花はエンレイソウ、マイズルソウ、エビネ、ツクバネソウ、キスゲ、御馴染みの花が数多く咲いていた。
マイズルソウの葉なんて子供の手のひら位大きい。
無事全行程終わりメデタシメデタシ。丼ぶり横丁で海鮮丼ぶり食して函館空港からそれ行けドン。
夕方遅くに出雲空港到着となる。楽しい山旅だった。(^O^)/