東北5山大遠征

投稿者:伊藤 2020年10月7日〜12日  参加者:杉原、飯塚、伊藤、佐藤 (写真:伊藤)

蔵王山

駐車場から、御釜展望台までわずか10分、左後方、雲がかかっているのが熊野岳

風が強く寒かったため、熊野岳へ登る人は少ない。山頂の蔵王山神社の祠が見える

熊野岳へ向かう登山道。「馬の背」とは名ばかりで、広い安全な道である。

熊野岳山頂。近くに斎藤茂吉の歌碑もあるが、寒いので早々に下山。

神秘的な色の「御釜」をバックに、神秘的な美女軍団。

御釜は「妖しく濃い緑色」(深田久弥)だが、さまざまな色が混ざっていて、「五色沼」の別名を持つ。 そそり立つ背後の山の名も「五色岳」という。

刈田岳山頂。熊野岳山頂(向こうに見える)から45分。

こちらの山頂には刈田嶺神社、真下にレストハウスや駐車場がある。

早池峰山

雨模様だったため、山麓の岳地区にある早池峰神社にお参りして天候回復を願掛けする。

冷たい強風が吹き荒れる中、風を避けるものもなく、黙々と歩く。

比較的風の当たらないところを探して休憩。

八合目近くの「天狗の滑り岩」。難所とされるが、梯子もあるので怖くはない。
全体が蛇紋岩の山のため、滑って転倒しないよう、登りも下りも細心の注意が必要だ。

山頂にあった、昭和の香りするスローガン。

山頂にて。山頂には早池峰神社奥宮と避難小屋がある。

早池峰の山麓も紅葉していた。

100mも登らないうちに森林限界を越え、岩稜帯に入る

小雨にも岩稜にも負けず無事に下山して清々しい顔の面々。

河原坊の駐車場へ戻る。空も明るくなり、遅まきながら早池峰の山頂や稜線が展望できた。

岩手山

馬返し登山口駐車場から望む岩手山。

0.5合目まで結構長い。毎週のように登ってるというおじさんにいろいろ教えてもらう。

五合目はまだか?

不動平で昼食休憩。

山頂まであとひと息!(実際はかなりかかった)

昨日登った早池峰山が見える。下は八合目避難小屋。

御鉢の中の火口丘。妙高岳。

八幡平へと続く縦走路。「裏岩手連峰縦走コース」。

360度の大展望。はるか南西に鳥海山。
秋田駒ヶ岳や八幡平、早池峰山のほか、北には津軽の岩木山も見えた。

最高点の薬師岳まで、本当にあと少し!

やったー、山頂到着だ!

山頂からの眺めをたっぷり堪能し、名残惜しいが下山にかかる。降りた時には日が暮れていた。

一周してきた左後方の山頂と山頂真下の神社奥宮に別れを告げ笑顔でバイバイ。

八幡平

八幡平山麓の紅葉。岩手山に雲がかかっている。

駐車場から30分で山頂。「えっ、これが頂上?」と誰も驚く。展望はなし。

八幡沼。周囲を一周できる。左後方は避難小屋「陵雲荘」。寒かったのでここで休憩。

八幡沼周囲は広大な湿原が広がる。

茶臼岳へ向かう途中の展望地「源太森(1595m)」から眺めた八幡沼。

源太森にて。うしろのダケカンバ黄葉も見事だった。

茶臼岳山頂(1578m)にて。後方中央が岩手山。山頂はこの1日雲に隠れていた。

帰路で見かけた紅葉の絶景。車を降りて撮影。

栗駒山

宿から山頂までの標高差は約50m。「大社弥山クラスだな」と出発したが、意外に手強い山で、 雨とぬかるみと撮影もあって山頂まで2時間半弱。実感としては大山に近かった。

天狗平から。まさしく「神の絨毯」だ。ただ、見えたのはほんの数秒だった。

山頂から少し下った「天狗平」から見下ろした斜面。運よくガスが途切れた瞬間。

息を呑む絶景にあわててカメラを構える人。この先、昭和池を通る「須川コース」は 硫化水素ガス発生のため通行禁止だった。

道の両脇にこんな光景が延々と続く。遠くが見渡せないのが悔しい。

歩きやすい木道はここまでで終わり。あとは果てしないぐじゃぐじゃ道だった。

再び名残ヶ原を通って帰路に着く。五日間の山行を無事に終えた。

栗駒は宮城、岩手、秋田の3県にまたがる。拠点にしたのは、岩手側の一軒宿「須川高原温泉」。